ずっと最高のパパ
「パパは、私が生まれたときから、ずっと最高のパパでした」
急逝したマイケル・ジャクソンの追悼式の映像を観て、長女のパリスちゃんが涙をこらえながらけなげに語ったこの言葉に、思わずもらい泣きをしてしまった。これは、親として子どもからもらう最高の賛辞だろう。こうありたいものだと思う。
ただ、もうじきドイツに戻るよと電話をして、「えー、パパが帰ってくると、また家が散らかるなあ」と娘たちに言われる身としては、かなりハードルは高そうである。
ところで、マイケルといえばキング・オブ・ポップスと呼ばれ、その音楽性はだれもが認める一方で、奇行で世間を騒がせ続けたスターだった。いや、最近はその奇行ぶりのほうがずっと喧伝されていたかもしれない。
僕は一度、ベルリンでマイケルを見たことがある。町を歩いていて、きゅうにものすごい人だかりに遭遇して、なにごとだろうと近づいていくと、興奮した女の子たちがぴょんぴょん飛びながらホテルのバルコニーにむかって「マイクル、マイクー」と絶叫しているのである。