そういうリアクションは予想してなかったので、なんとなくどぎまぎしながら、
「それ、もらえるの?」
と、きくと、
「はい、どーぞ」
と、今度はくすくす笑いながらくれたのである。
なんだよ、感じ悪いなあと思いつつも、戦利品はしっかりにぎりしめて戻り、奥さんに「ほらっ」とみせたら、一瞬の沈黙のあとで、大爆笑された。
「ちょっと、これ生理用品よ」
「えっ」
あんなに恥ずかしい思いをしたのは、まだ他にない。
それ以来、小さな箱が配られていたら、用心してなるべく近づかないようにしている。
(このエッセイは浜松百撰に掲載したもの。浜松百撰のご好意により再掲載させてもらっています。)